海洋生物が危機という国際的報告

「海洋汚染と地球温暖化は、世界中の海で、海洋生物を過去5500万年見られなかった大量絶滅へと追いやっているとする報告書が、20日公開された。」そうです。
　

多くの専門家が集まり...
「世界トップクラスの海洋専門家27人が今年4月に英オックスフォード大(Oxford University)に集まり、最近の研究を総括した際にまとめたもの。」

状況はこんな感じ...
「今の海洋環境の状況は、深海生物の50％以上が死滅した5500万年の「暁新世/始新世境界温暖化極大イベント（PETM）」の前の状況と多くが同じだという。」

かなり危ないかもです。
「予想を超えるスピードで悪化しつつある」オックスフォード大のアレックス・ロジャース(Alex Rogers)教授


なにやら海の酸化とかCO2が関係しているようです。
「海に吸収されるCO2の割合は、既にPETMの時をはるかに上回っているという。」

具体的な影響は…
・窒素を多く含む化学肥料や病原菌、環境ホルモンが海に流入することで、サンゴ礁が大量死している。
・サメなど1部の大型魚類の乱獲により、海の食物連鎖が大きく崩れ、藻やクラゲなどが異常繁殖している。


海洋環境の悪化はずっと以前から問題になっていましたけど、ここまできてしまいましたね。
国際自然保護連合（IUCN）のダニエル・ラフォリー(Daniel Laffoley)氏「われわれは、（海洋生物の大量絶滅の危機に）時間をかけて対処できる最後の世代になるかもしれない」


いつまで魚を食べ続けることができるのでしょうね？

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