SSブログ

口蹄疫..マスコミが報じないタブーとは? [Animal]


世の中で騒がれている口蹄疫の問題、
分からないことだらけです。

週刊ポスト2010.06.11には【大マスコミが報じない 宮崎/口蹄疫禍「最大のタブー」】という記事が載りました。

出来事を時系列に並べてみると... 


赤文字は注目した点。
緑文字は疑問点です。

[トイレ]は人の発言。


3月 都農町(つのちょう)の水牛が、下痢・発熱の症状。
3.31 宮崎県が都農町(つのちょう)の水牛の検体Bを得る。
週刊ポスト記事本文-------------------転載開始
この水牛は4月23日に陽性反応が出たが、実は宮崎県が検体を得ていたのは、その3週間前の3月31日である。
----------------------転載終わり

2010.6.4朝日新聞に特集がありました。
詳しい事が分かり、かなり整理できました。
青文字は朝日新聞からの転載です。


3.31 都農町の水牛農家「食欲なく、乳の出も悪い。下痢」 → 獣医
獣医が県の家畜保健衛生所に連絡
家畜保健衛生所職員が、水牛の便と鼻水を検査、採血。


4.2 便の検査結果「下痢を起こすようなウイルスは見つからなかった」 → 農家


送信者 blog:地球のために今何ができるだろう?



「宮崎県が検体を得る」というのは具体的に何がどこへ送られたの?
朝日新聞の記事によれば、便、鼻水、血液が家畜保健衛生所によって採取されたようです。

誰が送ったの?
家畜保健衛生所職員が採取したようです。

記事本文中の”宮崎県”とは県の試験場かなにか?
家畜保健衛生所のことのようです。

獣医さんが県の施設に水牛の検体を送ったのが3月31日だったの?
3.31に家畜保健衛生所職員が採取したようです。

なぜすぐに検査しなかったの?
すぐに検査して結果が4.2に出ています。

それとも検査はしていたけど陰性・擬陽性だったの?
検査結果は「下痢を起こすようなウイルスは見つからなかった」でした。

つまり、この時点ではまだ口蹄疫を疑っていなかったので、口蹄疫を調べるための検査は行われず、
その他のウイルスについて検査されただけでした。


4.9 都農町(つのちょう)の農家 口腔内潰瘍を持つ牛を発見。1頭のみのため経過観察。

4.12~13 複数ある安愚楽(あぐら)牧場のうち、川南町とえびの市の牧場の肥育牛を同じトラックで出荷した。

4.16 4.9発見の農家で同様の症状を発症した牛を再び発見。検体Aを東京の動物衛生研究所に送付。[週刊ポスト]

4.19 家畜保健衛生所が検体を動物衛生研究所海外病研究施設(東京都)に送る。[朝日新聞]

東京の研究所に送った日付がメディアによって異なりますね。
週刊ポストは4月16日、朝日新聞は4月19日

4.20 朝 検体Aの検査結果:陽性。
4.20 9:30 [トイレ]東国原宮崎県知事 緊急記者会見で第1号発祥を発表



4.23 夕刻 水牛の検体B検査の結果:陽性 6番目の症例となる。



*水牛の検査を依頼するまで3週間かかったことについて
[トイレ]東国原宮崎県知事「あの時点で獣医が正しく診断できなかったとしても責められない」

4.27 [トイレ]東国原宮崎県知事「国は畜産農家の経済的被害や風評被害にきめ細かい配慮をしてほしい。」

5.7 [トイレ]東国原宮崎県知事「(国が)後手後手に回っている。危機管理をきちっとやってもらいたい。」

5.18 [トイレ]南日本新聞記者「家畜伝染病予防法の主体たる知事がもっと対策を示すべきでは?」
[トイレ]東国原宮崎県知事「やってるでしょ!検討してますよッ!」

5.25 [トイレ]赤松農水相 「申し訳ない」
5.26 毎日新聞 <農水省が初めて謝罪>






この記事の指摘するところのタブーというのは、
「本当の(感染例)第1号」は安愚楽(あぐら)牧場の水牛であり、
これを報じない大手マスコミはなにか裏があるのでは?ということのようです。

安愚楽(あぐら)牧場というのがある宗教団体に関連した施設のようです。

この記事では3週間放置されたことに疑念を持っているように書かれていますが、
その3週間の検体を中心としたもっと詳しい事実がわからないので、
なんとも判断しようもありません。


以下2010.06.07追記
朝日新聞の報道によれば、3.31に採取された検体は放置されていたわけではなかったようです。
検査はしたけれど口蹄疫の検査まではしてなかったことになります。

結果的に口蹄疫の検査結果が出るまで3週間かかってしまいましたが、
最初に口蹄疫を疑っていなかったのでこういう結果になったのですね。

つまり当初水牛の症状に、口蹄疫に特徴的な水疱がなかったので、口蹄疫と診断されるまで時間がかかったという事ですね。
それならば東国原宮崎県知事の「あの時点で獣医が正しく診断できなかったとしても責められない」も説得力があります。

朝日新聞の記事が正しければ、”3週間”にはなんの疑惑もない事になります。

客観的に考えて週刊ポストのいうタブーや「故意に放置した」事実はないように思えます。
マスコミはあまりアテになりませんね。


nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:ニュース

nice! 1

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。