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1頭のシャチが水族館に売られていった [Animal]



和歌山のシャチを名古屋へ譲渡するという報道があった。 

「シャチのナミちゃんが名古屋へ 繁殖研究のため」

 和歌山県太地町の町立くじらの博物館で飼育中の雌のシャチ「ナミ」が17日、繁殖研究のため譲渡先の名古屋港水族館(名古屋市)に向け、船で出発した。同日深夜にも名古屋港に到着する見通し。

 ナミは1985年に太地沖で捕獲され、翌年3月から博物館で「太地のナミちゃん」として親しまれていた。推定年齢は27歳で、体長5・6メートル、体重2・7トン。

 午前8時すぎ、船への移動作業がスタート。飼育員らがナミをプールから特製の担架に載せ、クレーンでつり上げて船の水槽に移した。

 名古屋港水族館は2003年、くじらの博物館から雌のシャチを有償で借りたが、交配相手を確保できないまま08年に死んだ。繁殖研究を継続するため新たに5億円で譲り受けることになった。

 移送作業を見守ったくじらの博物館の林克紀館長(60)は「新しい環境に早く慣れ、丈夫な子どもができることを祈るばかり」と話していた。
2010/06/17 10:41 【共同通信】



この報道に対して、問題を指摘する声がネット上で聞かれた。
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ストレスに弱いシャチを人工飼育で育てる事
○譲渡の目的は繁殖研究だが、繁殖の実現性は低い
○繁殖研究目的であるにも関わらず「くじらの博物館」と「名古屋港水族館」は繁殖についての「共同研究書」なるものを交わしていない
○精子の入手や他の施設のオスとの交配の目処も立っていない
○水族館向けシャチの取引価格が10倍以上(5億円)になった事で、野生のシャチの捕獲が横行する可能性がある
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野生ならかなりの長距離を1日で移動すると言われているシャチ。
100m潜り、時速50kmで移動できるらしい。
家族を含む群れで生活する生き物だとも。

そんなシャチにとって、
底の浅い狭いプールはどんなにツラいだろうか。
1人ぼっちの生活はどんなに寂しいだろうか。






2010年2月24日オーランドのシーワールド(SeaWorld's Orlando amusement park)で事件が起こった。
送信者 blog:地球のために今何ができるだろう?




[日本からオーランド・シーワールド(フロリダ州)へ](動画)




シャチのティリカム(Tilikum)がトレーナーを水中に引きずり込み、溺死させた。
[Tilikum]
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[亡くなったトレーナーのDawn Brancheauさん]
送信者 blog:地球のために今何ができるだろう?




事件なのか事故なのか、原因はよくわからない。
けれど、ストレスが原因という説もある。



[記者会見]
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[葬儀]
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こんな悲しい出来事が起こらないためにも、
海のものは海で、森のものは森で暮らせるように祈っている。








【参考にしたサイト】(外部リンク)
ナミちゃん売り飛ばし 5億円の支払い方法と所有権移転時期
2010年3月22日(月)



Thursday, March 11, 2010
Killer Whales: When Nature Fights Back
By Helene O'Barry



Killer-whale experts say: Reintroduce Tilikum to the wild:chicagotribune(シカゴトリビューン)
By Anthony Colarossi, Orlando Sentinel
5:30 p.m. CST, February 26, 2010



2010.06.19
「シャチ購入についての公開質問」:sha-chi.jp
(「名古屋港水族館を考えるなかまたち」から名古屋港管理組合管理者 名古屋市長への公開質問)


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